そういえば『明るい部屋』で
蜷川実花展の感想のつづき。 そういえば、ロラン・バルトは『明るい部屋』で、写真の本質を《それはかつてあった》という「実在との結びつき」にあると述べていたっけ。 シャッターを切られた「それ」は、もうない。存在は時と共に失わ…
蜷川実花展の感想のつづき。 そういえば、ロラン・バルトは『明るい部屋』で、写真の本質を《それはかつてあった》という「実在との結びつき」にあると述べていたっけ。 シャッターを切られた「それ」は、もうない。存在は時と共に失わ…
静岡県美術館で蜷川実花展を見た。芸能人等のポートレートが壁一面に展示されているエリアがよかった。ぼくがいま受け止められるのはこういう写真なのだなと思った。それぞれの作品で主題となる人物は蜷川実花によって配置された(あのお…