ロベルト ボラーニョ 著、柳原孝敦・松本健二 訳『野生の探偵たち』を読んだぞ。

上下巻で800ページ超なり。長くて分かりづらかった!でも、何が書いてあるのか考えながら読む楽しみが強烈にある小説でした。ボラーニョ、ほかのも読んでみたいな。

野生の探偵たち〈上〉 (エクス・リブリス)

  • 著者/訳者:ロベルト ボラーニョ
  • 出版社:白水社( 2010-04-01 )
  • 単行本:449 ページ
  • ISBN-10 : 4560090084
  • ISBN-13 : 9784560090084

ある女流詩人の行方を探してメキシコの砂漠に向かった前衛詩グループ「はらわたリアリスト」の若き詩人2人。その足取りを50人以上の証言で追う第2部とその混沌を包むように第1部・第3部として綴られる詩人志望の少年の日記という構成なんですが、第1部・第3部だけ取り出してみると若者たちのロードムービーみたいに読めるのが面白い。これだけで1つの物語にしなかったのは何故なのかなと思いながら読まざるを得ない。

それだけ第2部が読みづらかったんですよ。第2部、各人が自由に語っているので、話の中心に居るべき2人の詩人についての話以外についても語られてしまう。時系列も入れ替わるから読んでるこっちは集中力が切れちゃうし。

そのごちゃごちゃした各人が語りたい言葉の中から読みたい言葉を探し出して行く辛さと楽しみ、物語として一つの事象が世界から抽出されることの歪さとその作業の存在意義、みたいなことを考えながら読み進めるのが面白かったです。ちなみに白水社の編集担当さんが登場人物一覧をリスト化して公開してくれているのでプリントアウトの上、本に挟みながら読み進めて行くのをオススメします。

ボラーニョ、曲者っぽいですなー。次は何を読もうかな。

野生の探偵たち〈下〉 (エクス・リブリス)

  • 著者/訳者:ロベルト ボラーニョ
  • 出版社:白水社( 2010-04-01 )
  • 単行本:422 ページ
  • ISBN-10 : 4560090092
  • ISBN-13 : 9784560090091

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