『サッカー戦術クロニクル』を読んだ。

見るのは代表戦くらい、知識はキャプテン翼レベルのサッカーど素人なぼくですが面白く読めました。

なでしこジャパン観て、なんかパスつながって面白いなー他のチームとなにが違うのかなーとか、男子代表のサイドバックはやたら前でボールキープしてる自軍の選手を追い抜いてボールもらうんだなーとか、気になってた動きにも歴史があると知れたのがこの本の良かったところ。戦術の進化を大きな物語として追う構成で、どんどん先を読みたくさせる文章のノリもいい感じ。

特にクライフの話はロマンがある。「未来のサッカー」と呼ばれた74年のオランダ代表で中心選手だった彼が、90年代にかけては監督としてバルセロナを理想の形に仕上げていくなんて、デキのいいヒーロー映画を観てるような楽しさがあるよね。

ブラジルの話もいい。超絶上手い人たちが「空気を読みながら」連携するとか野性的でカッコいいし、それぞれが得意な位置に勝手に居る結果としてのフォーメーション、なんてちょっと微笑ましい側面も知れました。『戦術クロニクル』と銘打ち組織を語る本だからこそチームの個性は選手のキャラによって強化されるって事実が逆説的に浮き彫りにできてるのかなー。

サッカー詳しくないけど本読むの好き、なんて人にほどオススメできる読み物という印象です。二巻もあるそうなので、ちょっと見てみよう。