【観た】テレンス・マリック監督・脚本『ツリー・オブ・ライフ』

大切なことを「大切ですよねええええ!」と大コーラス団が絶叫しているような映画でした。

【概要】『シン・レッド・ライン』などを撮ったテレンス・マリック監督・脚本作品。弟を早くに亡くした男が、強権的な父と敬虔なキリスト教信者の母の狭間で育った記憶と向かい合う。2011年カンヌ映画祭パルム・ドール。

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いやー、観念的な映像が多くて入り込むのが難しい映画でした。気になってる人は映画館で見たほうがいいかも。DVDとかだと、たぶん途中でゲームし始めたりしちゃいそう。

非常に賛否両論分かれている作品ですが、メッセージはすごくシンプル。ポイントとしては導入のヨブ記の引用。

when God asks, “Where were you when I laid the earth’s foundation
  … while the morning stars sang together and all the sons of God shouted for joy?”
The Tree of Life (film) - Wikipedia(EN)

4節『わたしが大地を据えたとき おまえはどこにいたのか』、7節『そのとき、夜明けの星はこぞって喜び歌い 神の子らは皆、喜びの声をあげた』の部分が映画冒頭で引用されてます。大変乱暴に言うとすれば要するに、「大地創ったのってそもそもオレこと神だしそれ以外の世界を知ってるのもGodたる所以のオレなわけじゃん?きみら色々わきまえたほうがよくね?」(超訳スイマセン解釈違ったら指摘してくださいー)という主題が見えてくると。

続いてこんなメッセージも冒頭で示されます。

生き方には2つある。世俗に生きるか、神に委ねるか。

結論、この二元論に基づいて展開されるお話なわけです。「世の中ってまじ俺らの手に負えないよねー」「だから神に委ねる人生って救われるわー俺はそうだったわー」。このことを、二時間以上、宇宙規模の視点から個人的なエピソードへとピントをずらしつつ語るわけ。この説教クサさとどの程度の距離感で付き合えるかが、この映画を楽しめるか否かの分かれ目かなーとも思いました。

個人的にはキリスト教圏だとこういうのウケるのかなーくらいの感触で観れたので面白かったです。主人公の男が父からの抑圧で生じた心のゆがみを弟に向けてしまうくだり、特に弟とハンティングごっこに行くエピソードの描写が生々しくて楽しめた。弟、兄ちゃんを妄信するんだよな、弟の笑顔で関係性が戻るところとかホント弱いわ、兄ちゃん頑張んねえといけねえよな…、とかちょっとグッと来た。

ちなみに途中で恐竜が出てくるシーンが二つほどありますが、海辺に打ち上げられているネッシーみたいなやつは首長竜の仲間と考えられますのであれば恐竜じゃないかならな!爬虫類の仲間でトカゲとかのほうが近しいからな!

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