【観た】コクリコ坂から@横浜ブルグ13

■ ぜんぜん悪くないよ、っていうか好きな感じだよ!正直よくわかんなかった、という感想でおなじみの『ゲド戦記』で映画監督デビューを果たした宮崎吾朗監督。みんなが心配していた第二作目。チャーミングないい作品でした。いいよ、吾朗!成長してるよ!(上から目線)

■ 舞台は1963年の横浜。私立高校に通う下宿屋の娘・海と、『カルチュラタン』と呼ばれる文化部部室が集まった古い建物を守ろうと奔走する俊の、要するに甘酸っぱい「好きなの?」「おれもだよ、でも!」みたいな話。本筋はともかく、純朴な哲学青年や10年以上先輩からの記録を引き継ぎつつ黒点の毎日の変動に興奮する理系男子等々が跋扈するカルチュラタンにまつわる描写が楽しい。

■ オープニングの朝食を作るシーンもミュージカル的な演出が効いていてワクワクするし、江ノ電を越える通りを大きな歩幅で登校するシーンは海の性格をばっちり見せていたし(このシーンは駿が絵コンテを切ったそうです…)、ご飯もなかなか美味しそうだった。細かいところを気にし始めるとキリがないけれど、文化を継いで行くことの大切さと、そんな中で生まれていく自分の居場所に関する主題のスケール感も含めなにかと愛らしい映画でした。

■ しかし吾朗監督、偉大なる父との確執やらド素人から始めたアニメ映画監督としての成長やらをジブリという日本を代表する制作会社を舞台として、しかも映画公開という定期的なアウトプットで世にリリースしてくれるなんてほんとドラマだよな。次回作も楽しみにしております。

■ ちなみに本作の脚本は丹波圭子さん。『ゲド戦記』では吾朗さんと一緒に脚本でクレジットされてましたよね。アリエッティでも脚本として参加してたみたい。

丹波圭子 – Wikipesia

アニメージュの編集などを経て『海がきこえる』の脚本を書いた方らしい。中村香ってこの人のことだったのかー。

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